Teresa Salgueiro / Obrigado (2005)

なんなんでしょうか?この人の歌声を聴いただけで涙腺ヤバくなるのは。。。
こんなふうになるのは、あとはローラ・二ーロくらいです。
マドレデウスの看板テレーザ・サルゲイロ。の最初のソロ・アルバム。
とは言っても、純粋なオリジナル・アルバムということではなく、、、
1990年~2005年までの15年間に彼女がコラボレートしてきた録音
を集めたコンピレーション・アルバム。
その人選はというと国籍、カテゴリー問わずワールドワイドに渡っています。
ただ、彼女自身のスタイルは良い意味で基本的に変わりません。
ベーシックな部分にポルトガルのファドがあることは疑いようもありませんが、
純ファディスタとは違う彼女ですから、ジャンルに捉われずフレキシブルに
各共演者とコラボレートしているところもあります。
ざっと共演者を挙げてみると・・・
イタリアのベテランシンガー、アンジェロ・ブランドゥアルディ・・・
随分、昔になりますけどピート・シンフィールドが英訳した詞でマンティコアからレコード・リリースしたこともあり、もしプログレ・ファンでしたらご存知かと。
アントニオ・シャイーニョはポルトガルのファド・ギターの第一人者。
彼がテレーザの為に書いた書き下ろしの曲での共演。
カエターノ・ヴェローゾ・・・は説明不要でしょう(笑)
スペインのバグ・パイプ奏者カルロス・ヌニェスとは、宗教裁判で魔女として断罪されたガリシア地方の実在の女性を歌ったへヴィな楽曲での共演。
日本のTVでも偶に見かけるちょっとひょうきんなオッちゃん(笑)邦人アコーディオン奏者coba。
彼はマドレデウスと親交があるようで、彼等が来日したときなど飛び入りで共演してんだそうです。
そして、三大テノールの一人・・・ホセ・カレーラス。
とは言っても声楽には門外漢な私ですから知ってるのは正直名前くらい。(汗)
この共演者達の中で一番異色と思われるのがジャー・ウーブル。
彼は共演というより、マドレデウスの音源をリミックス。、
エスニック色の濃いこの収録曲の中でも特に異色の1曲になっています。
ポスト・パンクの時代からもう随分経ちますが、はぁ~・・・あのジャー・ウーブルがねぇ・・・って感じです(笑)
ポルトガルのアゾレス諸島のコーラス隊、オルフェアォン・Dr.エドムンド・マシャード・デ・オリヴェイラ(長ッ)との共演はユニセフのベネフィット・アルバムからの音源。こういうのは年末年始に聴くと、また、ぐっとくるでしょうね。そういう感じ。
同じポルトガルからジャズ・シンガーのマリア・ジョアンとのハミングでのデュエット。
マドレデウスの鍵盤カルロス・マリア・トリンダードとは彼のソロへの録音分から。
カエターノに続き2人目のブラジル人、ゼカ・パレイロ。
テレーザはこのアルバムの後、ボッサ・アルバムを出していたりします。
ざっとですが、このような人達の共演です。
個人的にはアンジェロ・ブランドゥアルディとのデュオがテレーザの声とのマッチングで一番気にいっています。期待したカエターノの共演はいイマイチかなという気も・・・。
他では、マドレデウスでお馴染みの"Haja o que Houver"のカレーラスとの共演はテレーザの歌がマドレデウスで聴かせてくれた、たおやかさには及ばないかなと。
同じカレーラスとの共演なら、ラストの"Manha de Carnaval"をいつもの伸びのある声でブラジリアン・ナンバーを歌った面白さの方に惹かれるところもあります。
年末年始(ちょっと早いですが・・・)あたりに聴くと、また気分も違ったりするんでしょうね。
Teresa Salgueiro e Angleo Branduardi - Nelle Paludi di Venezia
Teresa Salgueiro e Antonio Chainho - Sombra (Fado Nocturno)Teresa Salgueiro e Orfeao Dr. Edmundo Machado de Oliveira - Olhos Negros