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カテゴリ:Laura Nyro

  • ローラ・ニーロに出逢った頃
    [ 2011-08-25 18:45 ]
  • 愛の営み
    [ 2011-08-07 16:10 ]
  • Laura Nyro / New York Tendaberry
    [ 2010-04-09 21:33 ]
  • ローラ・ニーロ / 抱擁
    [ 2010-04-07 22:35 ]

ローラ・ニーロに出逢った頃

Laura Nyro sings Her Greatest Hits



どのアーティストに対してでもですが、
やはり、最初に買ったその人レコードにはそれ相応の思い入れってものがあります。

ローラ・二ーロのこのベスト盤は、ワタシが彼女のレコードで最初に買ったもの。

丁度、この年('72年)に彼女が初来日した時の記念盤みたいなもんでした。

なんで、彼女のレコードを聴こうと思ったか?
なんてことは、今では憶えてませんけど、
キャロキン聴いてた姉に対する対抗心からだったような気もしますし、
ローラ・二ーロって名前の響きに惹かれたのも要因のひとつだったかも知れません。

彼女の曲は、これ以前にも他のアーティストで聞き覚えはありましたが、
彼女自身の歌で聴いたのは、たぶんこのレコードが最初だったように思います。

今では、特にこのレコードでないと聴けない曲なんてものはありませんが、
これが出た当時、まだ彼女の1stは国内盤が出てなかったものですから
このベスト盤A面に収められた1stからのナンバーは当時は貴重でした。

それと、このレコード・ジャケがなんとも素敵でしたし・・・
(今でも彼女のジャケの中ではこれが一番好きかも)

音の方は現在のリマスター盤等に較べると、かなり落ちますし
(それでもアナログ特有のファットな低域は捨て難いです・・・)
既出のみの選曲ということからも、今はターンテーブルに乗せることも
めったにありませんが、久しぶりにこのレコード出してきてジャケを
眺めながら聴いていると、そんな音質の悪さも気にはなりませんでした。

ジャケの方は随分とカビちゃいましたけど(笑)
想いのあるレコードって、、、やっぱ良いもんです。。。

by maxies | 2011-08-25 18:45 | Laura Nyro

愛の営み






















Laura Nyro / Nested


一見ブラジリン・シンガーのアルバムを思わすジャケで、
何やらボッサでも聴こえてきそうな、そんなローラ・二ーロの’78年のアルバム。

このレコードが出た年というと、丁度ワタシが社会人になった最初の年。
色々あった10代をやり過ごし、ようやく自分の稼いだ銭で一人立ちし始めた
頃でした。

このレコード、当時話題になったとか、そんな憶えはありませんが、
サウダーヂ感漂わすジャケと大好きなローラ・二ーロの新譜という
ことで買ったんだったと思います。
過去の彼女のエキセントリックなイメージというのは、もうこの頃には
なかったように思いますし、腕利きのバック陣を配しAORな音使いも
この頃の彼女に即したものだったと、今改めて聴き直してもそう感じます。

英国ではパンクやポスト・パンクが席捲していた頃でしたが、何もそればっか
一色で聴いていたわけでもありませんでしたね。
ローラ・二ーロより丁度10歳下のワタシですが、憧れみたいなものもありました。
同世代のパンクス達には求め得ないものが彼女にはあったワケです。
尖がってばかりじゃ疲れますしね。。。

彼女も色々あった人でしたが、生きてりゃ光が射す時期というが必ずあるはずです。
けして、まばゆい光というもんではありませんが、フェリックス・キャバリエのエレピに
誘われて優しい木漏れ陽のような彼女の歌声を聴いていると、色々あった過去の痛みが浄化されてくようでもあります。
このレコードは、そんな時期の彼女を捉えた記録ではないでしょうか。

またワタシにとってもそんな頃の思いの詰まったレコードです。

by maxies | 2011-08-07 16:10 | Laura Nyro

Laura Nyro / New York Tendaberry




















アル・クーパーのレコードに「赤心の歌」というやつがありますけど、あのタイトル「Naked Songs」はローラのこのアルバムにこそ、相応しいタイトルのようにも思います。
内面をむき出しにした、極めてパーソナルなアルバムな為、このローラの音楽にリアリティを共有できない人には、ただただ重いアルバムなのかも知れません。


このアルバム、当初2通りのフォーマットで録音されたそうで、1つはオーケストレーションをバックにしたものと、もうひとつはローラのピアノ弾き語りだけのもの。結果的には彼女弾き語りを軸に若干の色付けを施したものとなっています。
オーケストレーションの方は当初、ギル・エヴァンスにアレンジを依頼したそうですが、うまくいかなかったようです。個人的にはギルのアレンジでローラの歌を聴いてみたかった気もしますが。。。


極稀に女性シンガーのこういった業の塊のようなアルバムに出会うことがあります。
エズラ・モホークの「Primordial Lovers」なども、屡このローラのアルバムの比較対象に上がることもありますが、この「New York Tendaberry」ほどの尋常じゃなさは感じないです。(好きなレコードではありますけど)
米国人と英国人、または環境や時代の違いこそあれ、このアルバムのローラに匹敵する尋常じゃなさを持ちえたのはケイト・ブッシュくらいなもんじゃないでしょうか。男には絶対作れないレコードというのを作ってしまったこの2人という感じもします。

もし、緊張感とパッショネイトさだけをゴリ押しするものだったのなら、多分辟易してしまうんでしょうが、ローラのこのアルバムの根底に流れるものが人間の弱さを赤心の歌として表現しているところに、僕などはたまらなくシンパを感じてしまうワケです。

by maxies | 2010-04-09 21:33 | Laura Nyro

ローラ・ニーロ / 抱擁

ローラ存命中にリリースされたオリジナル・アルバムの中では、ラストとなってしまった1993年の「Walk the Dog & Light the Light」

彼女のラストというだけでも尋常じゃないものもありますが、1曲目の女性コーラスを伴って歌いだす"Oh Yeah Maybe Baby"でのローラの歌声を聴いただけで感極まってしまいそうになります。
この曲のイントロで、彼女が街角でストリート・シンフォニーを奏でていたルーツがフラッシュバックするような感覚にもなります。
バックの洗練度の高い音も、生粋の都会人である彼女にとっては何の違和感も感じさせません。
というより、こういう洗練度の高さが彼女の魅力を際立たせているようにも。

ゲイリー・カッツというスティーリー・ダンの重要なブレーンのひとりでもある彼との共同プロデュースというのもローラとともにスティーリー・ダンの大ファンである僕にとっては、堪らないもんがあります。
ついでにいうと同じスティーリー・ダンの初期からのブレーン、エリオット・ランドールの参加も嬉しいところですし、バーナード・パーディ、ブレッカー兄弟などといった豪華バック陣の参加もより彩りを添えているところです。
ただ、そういうバックの豪華さにローラの歌が押されているなんてことはこれっぽちもなく、楽曲の良さと彼女の変わらぬ歌声が、永年ファンで良かったと改めて感じさせてくれます。

60年代のエキセントリックさも彼女の魅力ですが、けして音楽シーンのメインストリームに居たとは言い難かった70年代中期以降のカンバック後の彼女もまた、心を摑んで離しませんでした。
彼女の死後の再評価といったものには個人的には疎いものがありますけど、極々パーソナルな次元で彼女のファンで居続けるだろうなと、このラスト・アルバムを聴いているとまたそう思ってしまいます。

ラストの"I'm So Proud / Dedicated to the One I Love"で、またストリート・コーナーへと還っていくローラが堪らなく好きです。

by maxies | 2010-04-07 22:35 | Laura Nyro